2010年10月17日日曜日

それでも地球は回っている:Even though, the Earth never stop turning

今、私はケニアにいる。

今、ケニアは10月16日 21時15分。夕食も終え、そろそろ電気消して寝ようかなとしているところ。

今、この瞬間、日本は10月17日 3時15分。寝てる人がほとんどだろう。でも歌舞伎町はまだネオンが眩しいぐらい光っているだろう。酔っ払いは路上で寝ているかも知れない。 

今、この瞬間、あなたは世界のどこで、何をしてますか?

寝てる人、起きた人、ご飯食べてる人、働いてる人、電車乗ってる人。

元気な人、病気の人、お腹いっぱいの人、空腹で今にも倒れそうな人。

笑っている人、怒っている人、悲しんでいる人、楽しんでいる人。

苦しんで助けを待っている人、そんな人々を助けようとしている人。

色んな人がいる。だって世界は広い。「広い」って言葉だけで現されへんぐらい、まだまだ自分の知らない世界だらけ。自分は世界のごく一部しか見ていない。全てを見る事、全てをわかる事には出家して修行して悟らない限りないだろう。

一方で、お金と時間さえ許せば、飛行機に乗り、十数時間後には地球の裏側にも行けるこの時代。

実際、遠い遠いと思っていたアフリカの国ケニアも、到着してみると「えっ、もう着いたん?ほんまに?」ってな感じだった。

確かに漂う空気、行きかう人々、交わされる言葉は違うかった。

インターネットを使えば一瞬で世界のどこでも誰とでも繋がれる。

電話もケニアのワムムと日本の九州、大阪を問題なく繋げてくれる。

そして彼らの声が聞け、顔が見れ、生活の様子を知ることが出来る。

「今、自分がほんまにケニアにおるんか?今から京王線の特急電車に乗れば、20分後には南口で友人と会えるちゃう?今から近鉄南大阪線の急行に乗れば30分後には地元の駅に着いて、家族と会えるんちゃう?」と訳の分からん事をよく考えてしまう。

要するに誰とでも一瞬で繋がれるぐらい世界は狭くなった。

国際協力って何や?先進国から来たからって何?発展途上国に住んでる人々からって何?何が違うのか。同じ人間だ。どんな環境でも人々は逞しく生きている。

確かに先進国の人々は”経済的”には豊かだ。でもその代償として多くの大事なものを犠牲にしている、と思う。

発展途上国の多くの人は経済的な豊かさはない。でもそこには人間としての豊かさと温かさがある。

世界で起こっている、貧困、飢餓、紛争、災害。全て他人事ではない。きっと自分の生活のどこかでこれらとは繋がっている。かと言ってこれらを止める事は自分には出来ない。

私たちはこの広く狭い世界で私たちは生きている。

自分がこの世界で、色んな人がおるこの世界で何が出来るのか、何が出来ているのか?


自分一人では何も出来ないのが私。
自分の手の届く範囲なんて限られている。
でも、誰かと手を繋ぐことによって手の届く範囲は広がる。
その誰かは多いほど良いだろう。


高望みはしない。焦らない。まずは自分の出来る事を続けていく。それが後々、勝手に道になってるはず。

2 件のコメント:

mari さんのコメント...

感動した。
その通りじゃんね。

無事で何より :)

Hiroki SAKAUE さんのコメント...

mariちゃん!コメントありがとう。

「小さなことからコツコツと」

「人類 皆、兄弟」

西川きよし師匠は正しいね。