2010年10月19日火曜日

Kipawa Chako ni nini?:あなたの才能は何?

10月23日に、ワムムの近くのなんとかスタジアムで子どもらの才能を発掘しよう!っていうイベント”Talent Show”が開催される。

今日、うちの更生学校からの出場者を決定する為に”ワムムTalent Show選考会”が行われた。

生徒たちはこの日の為に練習を重ねていた。

挑戦者たちは各々自作の歌(ソロ&グループ)、ダンス、劇(コメディー)、ポエムなどを披露した。

快晴のもとでスタート。

会場となった野外のメカニックの実習場

Chokola(路上生活者)の劇をした生徒。会場は大爆笑!

歌はラップ、レゲー、ゴスペルが多かった。歌詞もワムムの生活とか神様(イエス)についてとか、子どもの権利とかについてとか、個性に富んでいた。


みんな数週間前から準備・練習し始めていたものを出し切った感があって、生徒も楽しそうだったし、見てるほうも楽しかった。

でも予選に向けた練習が始まってから「先生、自分の才能が何かわからないです。」と頭を抱える生徒も少なくなかった。

確かに、自分が10代後半に「自分の才能って何?」と聞かれたらきっと即答できへんっかたやろなと思う。

ある生徒(Njoroge君)に「先生の才能は何?」って質問されたけど、答えられへんかったし。とりあえずアゴで音楽をひく一発芸でうやむやにしてもた。

その後、彼と話している中で、このNjoroge君、ケニアの9つの部族が話せる事が判明!(ケニアには42の部族があり、それぞれの部族が異なる言語を話す。複数の部族語を話せる人も結構いる。)

きっとこれらの部族語はそれぞれ似ているものもあると思う。
我々の感覚的には方言以上外国語未満。
それにしても9言語って凄いと思う。

日本でも「9つの方言を自由自在に操れます。」なんて人あまり見かけない。

Njoroge君に「9言語話せるって凄い事やねんで~」「言葉は人と人を繋げるからな~」「先生もこっち来る前は仕事しててんでぇ」「英語は?あんまりかぁ。英語話せたらもっとえぇどぉ。」「英語はケニアの公用語やろ?これから先生に話しかける時はまずは英語でtryしてみ!」

こんな会話をしてる時のNjoroge君の大きな目は、いつも以上に大きく輝いているようにも見えた。私の細い眼にはそう見えた。

最近、自分の英語がスワヒリ語文法に侵食されている。
英語を話していても、言葉の並びがスワヒリ語になってる事が多々ある。

私も生徒相手に英語の練習をしていこう。

Halafu, Do you think kipawa chako is what?



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