2010年10月23日土曜日

Maisha baada ya Wamumu Rehab.:更生学校後の人生

ケニアの教育制度は8・4・4。
8:初等教育(Standard1~8。日本の小・中学校。)
4:中等教育(Form1~4。日本の高校。)
4:大学教育

初等から中等、中等から大学に進むにはそれぞれKCPE、KCSPと呼ばれる、日本でいうセンター試験に似た試験を通らないと公立の中等または大学には進めない。

ワムムの生徒は13~18歳。それぞれStandard 5~8のクラスに振り分けられる。17歳やけどStandard 5の生徒もいる。

ある授業の時間を利用して、生徒に「更生学校を出た後に、何をしたいか?将来の夢は何?」と質問をした。

多くの生徒が初等教育を継続し、中等教育に進みたい!進むんだ!と答えた。そして将来はワムムでの職業訓練で学んだ事を活かし、パン屋、エンジニア、絵描き、大工になりたいという生徒も多い。是非とも夢に向かって突っ走って欲しい。

この12月に3年間の更生期間を終了した生徒&終了してないけど十分更生したと見なされた生徒、現在いる134名のうち約50名以上がワムムを卒業する。

この中には17歳やけどまだSTD5の生徒やアルファベットもろくに読めない生徒もいる。

ましてや彼らの家庭は親なし、片親で生活が厳しい⇒親の教育に対する意識が低い、子育て放棄を放棄された生徒が多い。

もし学校に行けたとしても、16,17歳の彼らが12,13歳の生徒と同じ教室で学ぶのは色んな意味で簡単なことではないだろう。

更生学校は、犯罪を犯した子ども(Child Offender)を受け入れ(Receive)てからリリース(Release)するまでが業務。その後は生徒の地元のDistrict Officeに管轄が移る。

更生学校とこのDistrict Officeがどこまで連携しているのか?そもそもDistrict Officeの役割とは?

まだまだ勉強不足。月曜日はこの件で、同僚のWelfare Staffを質問攻めにしよう。

一体、今回の50名のうち何名が望み通り勉強を続けられるのか。
彼らを待ち受けている現実は想像以上に厳しいのかもしれない。

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