2011年2月7日月曜日

親知らず抜歯 in Kenya

親知らず。抜いてきました、ケニアで!

「私が日本で抜いたときはすごく痛かったよ~。」
「もう顔がパンパンに腫れて、2日間は食べれんかった~。」
「ケニアで親知らずを?しかも全身麻酔?ちゃんと起きてこれるん?」
などなど、手術の前日に経験者の方々から、不安を煽る大変参考になるご意見、お言葉を頂きましたが、無事に起きてこられました。

朝7時00分、ナイロビ病院到着。色々書類に記入し、病室へ。
Nurse:"Take your all clothes off and wear this robe."
Me    :"you mean my boxer, too?"
Nurse:"I said ALL!!"
と若干怒られ気味で、手術着に着替え手術室へ。

7時30分。
手術台に寝かされ、さっそく麻酔の注射。
”はい、ぎゅっと左手を握ってみて下さい。”。。。ブスッ!
刺された瞬間とともに激痛が走る。どうやら手の甲の細い血管に針を入れたようだ。

。。。ブスッ!

”えっ、2本も?ちょっと痛いですけど?”と思ってるうちに

。。。ブスッ!

結局、手の甲に2度打つが失敗。最後は手首の静脈に入った模様。

肘の内側に太く浮き出ている血管ではなく、手の甲、手首の細っい血管にわざわざ刺すのが、こちらのスタイルらしい。

そんな私を尻目に”Have a good sleep!”と笑顔で言ってくれるインド人のドクター。その瞬間、左手からす~っと無感覚の波が肩に向かって押し寄せ、胸と鼻まで広がった時点で意識がなくなった。

手術終了後、看護師に起こされる。
”Saa ngapi?(今何時?)”と聞いてみるが、まだ麻酔が抜けず、呂律の回らない酔っ払いみたいにしか話せなかった。9時00分だった。

また眠りに落ち、次に目が覚めたときには昼の12時を回っていた。薬をもらい、付添い人として来て頂いたJICAの健康調整員の車で、ドミトリーまで送ってもらった。

手術中、気管挿管されていたのか、喉が痛く、うまく物が飲み込めない。しかし抜かれた箇所に痛みはほとんどなく、少し腫れてるぐらい。

ドクターに”2日はソフトフードだけしか食べられへんね。刺激物&お酒はあかんで!”と言われたけど、夜は同期隊員と近所の中華料理屋で海鮮鍋を食べ、日曜には英国大使館チームv.s.日本人チームのがちんこサッカーをし、その後、専門家の方にお昼をご馳走になり、ビールまで頂いてしまいました。
ってな感じで、親知らずの術後とは思えない程、痛みも腫れもない感じ。今思えば、手首への注射が一番痛かった。

今回抜いたのは左下の親知らずとその上の奥歯の計2本。

親知らずは横向きに生えていたにも関わらず、きれいな形で抜かれてました。

アフリカの病院ってだけで、ちょっと心配やったけど、全然いけました。

歯の治療費も入ってる保険でカバーされるし、ケニアにいる皆さん、どうせ帰国してから抜こうと考えているなら、今が親知らずの抜き時かもしれません。

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