2010年11月30日火曜日

Shukrani:感謝の言葉

毎週木曜15~17時。
ワムムではRehab. Sessionという時間がある。

毎週違うトピックについて先生が生徒に対して講義をする時間。
例えば今学期は、”更生学校後の人生”、”清潔”、”夢”、”エイズ”などのトピックがあった。

学期最後のSession。
トピックは”生徒が先生や生徒に対して言いたい事を言おう!”

この12月でリリースされるSTD8の生徒を中心に、
”このワムム生活で多くの事を学べた。”
”皆と一緒に生活できてほんまによかった。”
”地元に戻っても、もう悪いことはせんとこな
とか

”食堂にDVDを常時置いて、毎日プロレスが見たい!”
”サッカーボールもっと欲しい!”
などの言葉や意見が述べられていった。

その中で、ワムムNo.1の絵描きであるKingori君がとても嬉しい事を言ってくれた。

「ワムムに来たのは悪いことをしたから。でもワムムに来ていなければ、絵を描く事の楽しさも知らなかった。ワムムで僕は自分にも才能があるんだと知ることが出来た。ワムムの先生達にありがとうと言いたい。」

ワムムはケニアの更生学校の中で一番罪の重い子、再犯のリスクが高い子が送られる場所。

でも、そんな更生学校でも彼のような生徒もいる。
そんな彼のような生徒を育てるのが我々スタッフの使命。

Kingori君はさらに続ける。

「僕らの多くは走ることが嫌いだった。でもMr.Hirokiが来て、朝練が始まってから、多くの生徒が走ること、運動することが好きになった。Hiroki先生ありがとう。」

えっ?俺?

まじで?

ほんまに?

でもKingori、君、朝練メンバーちゃうよね?

と疑わしい点もあるけど、素直にめっちゃ嬉しかった。

Session後、ワムムの左サイド、本田圭佑的な存在のMwangi君も
「先生とサッカーできてよかった!最高だったよ!I love you! &ウィンク」を頂きました。

年頃の男子に”I love you”と言われるのはちょっと複雑な気持ちもあるけど、そう思ってくれてることは、ほんまに嬉しい。

こちらこそありがとう。

これをモチベーションにして来学期はもっと充実した授業&活動をしていきたい!

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