2011年12月16日金曜日

OPEN DAY!!! ~卒業~


 昨日は任地、ワムム更生学校の年に一度の大イベント”OPEN DAY”でした。

”OPEN DAY”と呼ばれるこの日は、生徒の家族、この地域の児童関連の仕事をしているオフィスのお偉いさん達を招待して、生徒の更生具合をお披露目する生徒にとっても、学校にとっても大事な日。と同時に3年間の更生期間を終了した生徒たちがワムムを卒業し、自分の家に帰っていく日。今年のこの時期に135名中42名が卒業していく。

久しぶりに家族に会えるという事で、生徒たちは2週間ぐらい前からそわっそわ、そわっそわ。

かなり大き目の10代後半の生徒ばかりですが、両親や兄姉弟妹の前ではかわいい子どもの顔になってました。

当日は子ども達の歌、詩の朗読などの出し物があったり、今年1年いろんな分野で頑張った生徒がみんなの前で発表&表彰があったり。
・アカデミッククラス成績上位者。
・職業訓練クラスの成績上位者。(ベーカリー、大工、配管、メカニック、ペインティング)
・上記職業訓練のNational Trade Test(全国技能検定試験)合格者の表彰。
・今年一番○○を頑張ったで賞。
 -勉強部門
 -スポーツ部門
 -身だしなみ部門
 -更生部門
 -クラブ部門
 -奉仕活動部門
 -色んな事に挑戦した部門
 -総合部門

そして、職業訓練のワークショップの成果物の展示会&販売会も開かれた。


ベーカリーの展示。
ワムムのベーカリーのケーキはそこらの店で買うケーキより数段おいしい。この日は飛ぶようにケーキが売れたようです。










ペインティングの展示。
道端の看板や広告など手描きが主流のケニア。近い将来、彼らが描いた広告を見る日が来るかも。
 カーペントリー(大工)の展示。
ケニアのどこの町に行っても大工のワークショップを見かけるので、このクラスも将来の職探しに有利になるはず。
 プランビング(配管)の展示。
1年間の研修で学校を離れていた担当の先生が復帰し、今年から再開されたクラス。

ケニアの職場は休職して、学校などに通うことがごく普通に行われるオープンな雰囲気。休職中はもちろん給料も支払われる。でも、先生不在の場合は、代わりの先生を立てず、その授業が当たり前かのように完全に閉鎖されてしまう。さすがケニア。
 ビーズ製作の展示。
これは職業訓練クラスではないが、こんな商品もお土産屋さんでよく見かける。
 農作物の展示。
畑の耕し、種まき、雑草抜き、水撒き、収穫が全て生徒たちの手で行われている。

スクマ(ケール)、豆、とうもろこし、インゲン豆、トマトなどなど。
 歌と踊りを披露する”FAN BOYZ”
 この日の為に作られたスタッフお揃いのポロシャツ。

WRS:Wamumu Rehabilitation School

モットー:Always Improving

学業と職業訓練をそれぞれ表した校章。
 WAMUMU REHABILITATION SCHOOL

"Our Children, Our Priority"

「子どもが最優先!」

更生学校にいる間は、この先生たちが親代わりである。
来賓席。

北はトゥルカナ、南はモンバサ、ラム、
西はキスム、東は。。。

とにかくケニア全国各地から、遠路はるばるワムムまでよくお越しくださいました。
 Shairi(ポエム)を朗読する生徒。
彼のポエムの世界に魅了され、親御さんからの御ひねりが襟元に次々と足されていった。
 青少年を対象に活動しているNGOの人たちの劇。台詞のぐだぐだ感を頑張ってカバーしながら演じきってくれました!笑
 おじぃちゃんと2ショット。
近所の教会の牧師さん。上は20歳、下は6ヶ月、15人の子どもを持つ、色んな意味でとても元気なおじいさん。
卒業していく子どもたちと残る子どもたち。

親と一緒に家に帰れる子もいれば、捕まって依頼家族と連絡が取れていない子も数名いる。そんな子は、引き取ってくれる親類などが見つかるまで帰られない。










笑顔で去っていった子どもたち。更生学校に入る前は泥棒だったり、ストリートチルドレンだったり、登校拒否だったりしてた子どもたち。

しかし、それは必ずしも彼らが好きで選んだ道ではない。親がいなかったり、経済的に貧しい家庭環境だったり、様々な要因があり彼らはワムム更生学校に来た。

卒業し、家に帰ってもその厳しい環境が変わっている訳ではない。進学や就職ができるという保障もない。でも、ワムムで学び、たくさんの仲間たちを作ったこの子たちなら必ず元気に笑顔で大きく成長してくれるだろう!

Winners Never Quit. Quitters Never Win.
もう会えることはないかもせんけど、また会う日まで頑張れよ、ワムムボーイズ!!!

2011年11月23日水曜日

祝・HEART ni SHOOT ~Kenya Inter-Rehab Cup~


ケニアの青少年活動隊員の配属先は主に3種類ある。

・Children's Rescue Centre:貧困、親なし、ストリート生活など様々な理由で保護された比較的年齢層の低い子どもの保護施設。

・Remand Home:犯罪を犯し、裁判所の判決待ちの青少年を保護する施設。

・Rehabilitation School:裁判所の判決により3年間の更生を命じられた17歳までの青少年がいる更生学校。

現在、ケニアでは7名の青少年活動隊員が活動中。


そんな施設の子どもたちを一堂に会したサッカーイベント”HEART ni SHOOT”が先週の土曜日に開催された。


今までこの”HEART ni SHOOT”と呼ばれるイベントは、協力隊員がケニア各地の隊員の任地で単独で行われてきた。しかし、今回は今までとは一味違う。


それはイベントの規模。Rescue Centre(1校)、Remand Home1校)、Rehab School(5校)、日本人学校(1校)の選手、先生とJICAボランティア、総勢400名以上が招待されたのだ。開催地は、ベンゾーさんの任地のカベテ更生学校と、道を挟んだ向かいにあるマサルの任地のゲタズル更生学校。


今大会の目的は
・生徒たちの健全な精神的、身体的育成および更生活動の一環。
・日頃の練習の成果を発揮する場所の提供。
・他の更生学校の生徒同士、先生同士との交流。そしてケニア&日本の交流。


これだけ多くのチームが参加するという事で、試合数も多くなった。さらに、片道5時間以上かけて帰らないといけない学校もあったので、当日は朝からまさに分刻みのスケジュールで進行しなければならなかった。ケニアのポレポレ(ゆっくり)で時間にルーズな環境で、どれだけできるか心配だったけど、予定よりたった30分遅れで、大会を開始する事ができた。2~3時間の遅刻は日常茶飯事のケニアで、この30分遅れというのは上出来である。


大会は14歳以下のWadogo Cupと15歳以上のWakubwa Cupの2リーグに分かれて行われた。Wakubwa Cupには各学校のケニア人スタッフで構成されるTeachers Dream Teamと我々JICA Teamも参戦した。
※Wadogo:小さい人。Wakubwa:大きい人

開会式
日本人学校 v.s. オザヤ更生学校


マサル&同僚&ボーイズ
JICA Teamも参加
試合後:ワムム&ゲタズル
試合後:ケリチョ&ティカ
ムレンボ(美人さん)、いやカメラが大好きなボーイズ
表彰式&記念品贈呈
私の配属先のワムム更生学校はWadogoが健闘し、見事優勝した!Wakubwaは惜しくも初戦敗退し、ベンゾーさんの配属先のカベテ更生学校が優勝した。両リーグ制覇を目指していたワムムボーイズでしたが、これは次回の目標としたいと思います。


お昼にはカベテ&ワムム更生学校の職業訓練コースでベーカリーを選択している生徒が作ったバンズと呼ばれるケーキ、バナナ&ソーダが振舞われた。
ワムムボーイズが作ったケーキを食べるケリチョボーイズ


以前はこのような更生学校間の大会がケニアの省庁主催で毎年行われていたようだが、ここ数年は資金面のサポートがなくなり、大会自体がなくなっていた状態であったようだ。


当日はケニア人の生徒も先生も、日本人の生徒も先生も、JICAボランティアも、本当にたくさんの人たちの笑顔で溢れた良いイベントだったと思う。さらに嬉しいことに、生徒も同僚たちも、”来年はもっと練習してトロフィーを自分の学校に持って帰る!!”と次回開催に意欲満々であることだ。このようなイベントを継続して開催したいと思っている我々隊員にとって、これ以上に嬉しい反応はない。


この様なイベントは彼らの更生学校生活に目的意識を与えたり、日々の活動により肯定的に取り組むモチベーションを与えるといった点で大きな意味があります。


更生学校で活動している隊員にとって、”目に見える成果は何か?”と聞かれると、正直悩んでしまう。しかし、ケニアという国が抱える貧困、教育、病気、文化的負の遺産という問題を凝縮したような複雑な背景で育った子どもたちから一瞬でも長く、一つでも多くの笑顔を引き出せたなら、それが我々の成果なのだと思う。我々と過ごす2年間という時間の中で、子ども達が学んだこと、感じたことが彼らが大人になった時、心のどこかの片隅にでも残っていれば良いなと思う。


話が少しそれてしまったが、今回のイベントは、我々青少年活動隊員だけでなく、配属先の同僚、JICA関係者の皆様&同日駆け付けてくれた協力隊員のみんな、そして日本から資金面で大きく支援して下さった皆様のサポートにより無事、成功させることができました。支援してくださった皆様に、この場をお借りして深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました!そして、次回開催のご連絡ができるよう、日々任地での活動を大切にしていきたいと思います。


【ハート ni シュートに協賛していただいた方々】

 西巣鴨中学校地域スポーツクラブ 岸弘之様 
http://blogs.yahoo.co.jp/takumi_kishi 
http://www.toshima-taishi.com/sports/sc_nishisu.html 

 萩中・羽田サッカークラブ 泉優二様 
http://volandol-junior.sblo.jp/ 

 大森キッカーズ 
http://oksc.web.fc2.com/ 

 林徹郎様 
http://www.volandol.jp/index.php 

 特定非営利法人 スローソサエティ協会 
http://www2.memenet.or.jp/slowsociety 

 ナマケモノ倶楽部会員 黒田瑞穂様 
http://www.sloth.gr.jp/ 

 ナマケモノ倶楽部会員 岡澤成郎様 
http://www.sloth.gr.jp/

2011年11月17日木曜日

HEART に SHOOT ~Kenya Inter-Rehab Cup~

みなさん、ご無沙汰しておりました!
気づけば2ヶ月もブログ更新してなかった!


なぜ?
この2ヶ月何も書くことがなかったのか?
いや、めちゃめちゃありました。ただ筆不精なだけ。すんません。


こんな私でもこれだけは書かずにはいられない。
なぜなら今週末、ケニア青少年活動隊員7名全員で企画、運営するサッカーイベント”HEARTにSHOOT”がナイロビで開催されるから。


開催場所はナイロビにある更生学校、べんぞーさんの任地Kabete Rehab. Schoolと、まさるの任地Getathuru Rehab. School。


開催日は11月19日(土) 8:30開会式。9:10 kick-off。


今までも何度かこのイベントは開催され、Wamumu Boysも参加してたけど、今回は最大規模。参加校/チーム
Rehabilitation School:5  (更生学校)
Children's Rescue Centre:1 (孤児院)
Remand Home:1 (裁判の判決前の少年拘置所)
日本人学校:1
更生学校の先生チーム:1
JICAチーム:1


U-14とOver-15のリーグがあり、Wamumu Boysは各リーグに1チームずつ参加。もちろん私もO-15のリーグにJICAチームの選手として参加。前回大会ではWamumu Boysに負けてしまったので(しかも失点は私のど・フリーでのトラップミスから)、今回は絶対に負けられない。生徒が相手であろうと、手加減はなし。体力とスピードでは敵わないので、技術と経験を駆使し、目指すはO-15リーグ優勝。


生徒たちもこの日の為に頑張って練習をしている。
そして、同僚たちも試合ができるということで、やる気満々。


当日はKabeteとWamumuにあるベーカリーの職業訓練の生徒たちが作ったパンが参加者に振舞われる予定。


外出する機会が決して多くはない更生学校の生徒たちにとって、このイベントで色んな人たちとふれあい、色々な事を学び、思いっきり楽しんで欲しいと思う。


そしてKids-Kidsの繋がりもそうであるが、Rehab.-Rehab.、Rehab.-JICA、Kids-Teachers、Kenyan-Japaneseの繋がりをさらに深めるイベントになれば最高だ。

2011年9月18日日曜日

Term Mpya: 新学期

9月から新学期が始まった。第1週目はナイロビで語学フォローアップ研修に参加していたので、任地にはおらず。(といっても、1週目は時間割を決めたり、教科書とか配ったり、先生が授業計画の作成に忙しかったりで授業は行われないのが通例。)

語学研修でさらに磨きをかけたスワヒリ語で今学期も頑張るぞーっと気合を入れた第2週目。実力テストの為、1週間丸々体育の授業はなし!

ということで第3週目(先週)からようやく授業が始まった。
今学期はSTD4~8までの体育、計8コマ(35分/コマ)とSTD4のC/A(図工・音楽)、計4コマを受け持つ。

今学期の体育はサッカーを中心としたボールゲーム。バスケットのゴールが完成したら、バスケも取り込もうと思う。
C/Aの時間は歌!
STD4の生徒たちは読み書きができない。なので、職業訓練の授業も受けられず、リリース(卒業)を迎えてしまう可能性がある子どもたちだ。

前の学期からこの時間には教科書を使って読み書きを教えていたが、なかなか上手くいっていなかった。という事で、今学期からは「歌を使って、読み書きをしよう!」という計画。

選んだ曲はBEGINの”島人ぬ宝”。子ども達も気に入ってくれたようで、今週はAメロまで辛うじて歌えるようになった。Aメロだけだが、この子ども達が頑張って歌ってる姿を見るだけで、ちょっと感動する。

12月にある親、地域のChildren;s Officerを招待するOpen Dayに発表する計画!

しかし、この曲の歌詞とそのニュアンスをスワヒリ語で説明するのはなかなかChallenging。

2011年9月12日月曜日

Mwea Classic Marathon ~Smell the Rice~

昨日、任地のMwea地区で開催されたMwea Classic Marathonに参加してきた。同期隊員のたくさんも一緒だ。

二人とも人生初のハーフマラソン。21km。
ワムムボーイズも26名が10kmに参加。

走るコースはMweaの誇る広大な水田地帯。
コース全体は平坦だったけど、残り3kmぐらいず~っと続くゆるやかな坂道が、もうかなりきつかった。

タイム:1時間34分。順位:121位/319人(男子のみ)。

今まで10km以上走った事がなかったので、今回は自分の身体がどこまでもつのかに挑戦する気で臨んだ。

スタートの合図と共に一斉に駆け出す約400人以上のケニア人と日本人2人。みんなスタートからめちゃめちゃ早かった。100mぐらい走り会場を出る時には、自分は後ろから何番?ってな感じだった。

でも21kmの長丁場。焦りは禁物。
一歩ずつ自分のペースを作り、前を行くランナーを追いつく目標として、追いつき、追い抜く。そしてまた前のランナーを目標として追いつき、追い抜く。この作業を5km地点ぐらいまで繰り返す。

この地点まで来ると、前を行くランナーも徐々に手強くなってきて、追いついても追い越せない。最終的には自分のペースよりも少し早く走るケニア人女性に頑張ってついて行くことに決めた。

始めは彼女に遅れないように呼吸と歩みのペースを合わせるのが精一杯だったけど、体が慣れたのか、いつの間にか彼女の早いペースが自分のペースとなっていた。

それでもやる事は変わらない。前のランナーを目標として、でも自分のペースを乱さずに。呼吸と足と腕の振りに意識を置いて走る。

”こんなペースで走ってしまって最後持つのか?”という思いに何度も襲われたが、”やってみんとわからんやん?"と自分に言い聞かせ走った。

10km過ぎあたりで、ケニア人男性が1人加わり、3人で走った。

そして15kmぐらいで広い広い水田地帯を抜け、一般道に出た。
ここからランナー泣かせの最後の上り坂。

ここまで自分より速いペースで来てたので、この時点で、脹脛と太腿の筋肉が限界に近い状態にあることは分かっていた。

今までは平坦なコースだったので惰性と気力でペースは保てていたが、ここからは坂道。同じペースで走るためには、今まで以上に筋力がいる。遅れそうになる私に、2人の”We are almost there.”という声に励まされ、どうにかついて行くが、残り3kmぐらいでペースがどっと落ちた。というか落とさざるを得なかった。
脹脛も太腿も背中も一歩を踏み出す度に”もう無理、無理、無理。攣る、攣る、攣るぅ><”と悲鳴をあげている様だった。

最後の1kmは近所の子どもたちが俺と会場まで伴走してくれて、無事に一度も歩くことなく21kmを完走する事が出来た。

ゴールし立ち止まった瞬間、自分の足が2本の細い棒になってしまったようだった。上手くバランスが取れず、辛うじて立っている状態。駅伝やマラソン選手がゴール後ぶっ倒れる感覚はこういうことかと思った。

21kmは自分が想像していた以上に長くきつい道のりだったけど、走った後の達成感と爽快感は何物にも変えがたい。
しかし、翌日に襲われる筋肉痛は尋常ではないのも確か。

目標を設定し、それを一つずつクリアする

自分の心と体に耳を澄まし、身体と会話をする

自分が思っている自分の能力(100%)の120%の場所で踏ん張る感覚

ペースの落ちてきたランナーも俺に追い抜かれる事で、もう一度息を吹き返したり

それぞれの辛い時間帯に片方が前に出て、相手を無言で鼓舞したり

マラソンは個人競技ではあるが、決して1人では走れない。
そんなスポーツだと思う。ん~なんか人生みたいやな。

やればやるほど、奥が深い。だからしんどくてもまた走ってしまうんだろう。

次はNairobi Marathon!
そして人生初のフルマラソン、42.195kmに挑戦予定。

2011年8月3日水曜日

Smile Africa Charity Run!

Sports Dayの筋肉痛がまだ癒えきっていないその週末。
7月31日、ケニア最大のキベラスラムで行われたマラソン大会に参加してきました!

"Smile Africa Charity Run!"と題されたこの大会。
今年で3回目を迎えるこの大会。

毎年、このマラソンの時期に合わせ、
日本からの靴に大喜び!
Wamumu Boys!
高橋尚子選手を中心とした"Smile Africa Project"のメンバーの方々が日本中に声をかけて、使わなくなった運動靴を集め、アフリカに届けてくれている。

私の任地、ワムム更生学校も、今回、70足の運動靴を頂いた。
いつもグランドでは裸足だった子どもたちも、
今は、日本から届いた靴を履き、毎日走り回っている。





今回は会場にKESTESブースも出させてもらう事になり、KESTESメンバーとして10km Runに参加!
※KESTES:Kenya Students' Educational Scholarship。協力隊員により運営されているケニアの子どもを対象とした奨学金制度





 今回参加したJICA関係者!総勢。。。大勢!!

 Qちゃんと記念撮影!
キベラスラムを横目に走る今回のコース。
コースは未舗装で、石や砂利やらでぼこぼこな環境。

8時予定から2時間半遅れでのスタート。まさにケニアっぽい。

コース途中から、キベラの子どもたちも参戦。
スリッパや裸足で、ランナーたちの伴走、
コース脇からは、子ども達が"むじゅんぐぅ~"と声援をくれ、
コースを横切る牛達と牛飼いの人と挨拶など、スラム街ならではの雰囲気を楽しめた。

一番驚いたのは、コースにゴミが全然落ちていなかった事!
聞くと、大会前日にスラムの住民の人たちが、ごみ拾いをしてくれていたとの事。
左がキベラスラム。 

閉会式でQちゃんが”みんなで楽しく走るためには、まず、ごみを捨てないことが大事。”と良い事を言っていた。

スポーツを通じて、きれいな街づくり、環境教育!
少しの人にでもいいから、このメッセージが届いてたらいいなぁと思う。

マラソンの結果は、48分45秒で10km完走!!
2年前に日本で走った三浦マラソン大会はたぶん、43分ぐらいやったはず。。。

まぁ標高1700mのナイロビ、未舗装のコースやったことを考慮して、まずまずの結果という事にしておこう。

次は9月10日、任地のMweaである"Mwea Classic Marathon"。
ハーフに挑戦しようか悩み中!

22-1エチオピア隊からさとぴぃも参戦!
日本人の中でぶっちぎりの1位!

Sports Day

早いもので、ケニアに来て3度目の学期が終わった。
ケニアは3学期制で、1月から1学期が始まるので、今は2学期が終わったところ。

ということで、学期最終日は恒例のSports Day!

午前中は生徒のドミトリー対抗、陸上競技。
競技種目は、
100m、200m、400m、800m、
1500m、3000m、5000m、10000m、
5000m競歩、砲丸投げ、円盤投げ、槍投げ、
高飛び、棒高跳び、3段跳び、
4×100mリレー、4×400mリレー。


棒高跳びNo.1のルサラ君!

グランドを25周する10,000m!!
日本の体育祭のように、みんな均等に競技に参加できる感じではなく、ケニアは得意な生徒を走れるだけ走らせるというシステム。

10000m走の後すぐに400m走に出て、その後また5000mを走る生徒もざらにいた。一体彼らの体力に底はあるのかと、改めてケニアの子ども達のタフネスを実感した。

そして走れるスタッフは出たい種目だけ飛び入り参加する仕組み。
私も同僚たちとチームを作り、4×100mリレー、その直後、4×400mリレーに参加しました。

リレーのチームを編成中!
平均年齢32歳ぐらいのスタッフチーム。まだまだ俺らは若いぞ!と自負しているスタッフチームであったが、十代半ばのぴちぴちのBoysにかなう訳がなく、結果は100m、400mリレーともにどべ。

100mリレーは、僅差の結果だったが、400mリレーは悲惨だった。

日常で400mを思いっきりダッシュする事はまずない。なので、ペース配分、呼吸方法、そして自分のスタミナの限界がわからない。

初めの150mぐらいは調子が良い。生徒にも負けず劣らずな感じ。150m~200m、だんだん息が上手く出来なくなり、肺が取り入れる酸素量と筋肉が必要としている酸素量のバランスが崩れる。
200m~400m、指先と足が段々冷たくなり、感覚が薄れていく。最後はきっと白目剥いてたんちゃうか思うぐらい苦しかった。

その後の食事、リレーメンバー4名中2名の同僚がご飯が食べられない状況に。。。ぽーれ。。。

食事後は、生徒v.s.先生のサッカーの試合。
これも3-0で完敗。。。

その翌日は生徒v.s.先生のバレーボール!
15ポイント制で始まった試合。
1-1で迎えた3セット目。15点を生徒に先取されるも、これぞ先生の権限!
急遽25ポイント制に変更!
すると、先生チームが3セット目をとり、2-1で勝利!

いやぁ、生徒も先生も走りに走り回ったSports Day!
生徒も先生もみんなが一つになってた感じが、何より良かった。