2010年8月24日火曜日

任地!ワムム更生学校!

622日にケニアの地に下り立ち、ナイロビでの約1ヵ月半に亘るスワヒリ語の語学研修を終え、ついに先週810日に赴任地であるワムム更生学校に来た!

ワムム更生学校はナイロビから北北東に約100kmにしている。ナイロビを北上し、Thikaという大きな街を通り過ぎ、さらに北上。渋滞がなければマタツで約2時間弱で着く距離だ。交通の便は非常に良いと言える。が、ワムムという場所には何もない。あるといえばこの更生学校。田んぼ。トウモロコシ畑。以上。近くの小さな市場へもマタツで20分。大きな街に行くときはThikaまで1時間かけて行かないと行けない。生活の便は決して良いとは言えない。


今日はこのワムム更生学校がどういう学校なのかを紹介したいと思う。


ケニア政府には、”ジェンダー・こども・社会開発省”というものがあり、ケニアで9つある更生学校(男子更生学校7校、女子更生学校2校)の1つが、私の赴任先のワムム更生学校である。


ケニアの更生学校は、ストリートチルドレンや犯罪などの経歴を持つ青少年たちの社会復帰を目的とした学校である。


更生学校にこどもが入る経緯は以下の通り。


1.こどもが警察に捕まる、または保護される。


2.裁判所で更生学校行きの判決を受ける。(犯罪が深刻である場合は少年院のような場所に収容 


 される。)


3.その後、3ヶ月間だけナイロビにあるゲタスル更生学校に全てのこどもが生活をする。


4.こども達は年齢、犯罪の危険度、更生の見込みなどを考慮され、各地にある更生学校に送られ、3年間そこで生活をする。ワムム以外には、ナイロビのカベテ、ケリチョ(紅茶の茶葉の栽培で有名)やカカメガなどに更生学校がある。


ワムムは、こどもたちの犯罪の危険度、再犯のリスクがケニアの更生学校の中でも一番高い学校で、窃盗などで捕まったこどもが大半を占めるが、暴行などを犯したこどもも少数いる。年齢は1318歳で、ちっさい子もいれば180cm強のでっかい子もいる。こう書くと、ケニアの凶悪なこどもが集まっているように聞こえるが、実際にこどもたちと接すると、非常に素直で、純粋な印象を受ける。



貧しさ、路上での生活、学校に行けないなどの生活環境が彼らを犯罪へ走らせているのだろうか。ここらへんの背景は今後、ディスカッションの授業などを通じてゆっくり理解を深めたい。


現在、ワムム更生学校には125名の生徒と教師、警備を含めた約40名のスタッフがいる。


こども達はSTD58(日本で言うと小学校5年~中学3年)の4クラスに分けられ、週3日のAcademic Classの授業と週2日のVocation Classの職業訓練を受けている。職業訓練はCarpentry, Mechanic, Sign Writing, Bakery4種類あり、こども達はどれか1つの訓練を受ける。


私はAcademic Class1つである体育の授業を担当する事となっている。




JICA「青年海外協力隊」としてケニアのワムム更生学校に来て、更生学校のために、こども達のために、一体自分に何が出来るのか。自問自答を繰り返しているが、まだ答えは出ていない。


とりあえず、日本人の俺にしか出来ない、異文化の風を授業に吹き込み、ケニア以外の世界を見る機会をつくり、一人でも多くのこどもを笑顔にする。そこから始めようと思う。


2010年8月5日木曜日

奇跡の再会

先日、スワヒリ語の授業のOutdoor Lessonの一環でナイロビにあるショッピングセンターの本屋に行って、本を探していた!

すると突然アジア人らしき男性が私の肩を叩いた!一瞬、同期のJOCVかと思ったが風貌が違う。

誰かと思ったら、現在スーダンで働いてる大学時代の先輩だった!

驚きと感動で、It was like I got a heart attack! I was not able to utter any words for a few seconds!

世界は狭いなぁ、ってか繋がる人はどこまででも繋がるんやなと感じた幸せな瞬間でした!

もう二度と心臓止めたくないので、次ナイロビ来るときは必ず連絡して下さいね!